アメブロに自動ログイン(ログアウト)「amebloLogIn」の解説
さてアメブロの自動ログイン(ログアウト)について説明してきましたが、今回は自動ログイン(ログアウト)をサブルーチン化させます。
前回の方法では、1アカウントしかログイン処理ができませんが、サブルーチン化させることで、どんなアカウントでも簡単にログイン処理をすることが可能になります。
アメブロに自動ログイン(ログアウト)のサブルーチン
Sub amebloLogIn(objIE As InternetExplorer, _
amebloId As String, _
amebloPass As String, _
Optional ieType As String = "ieView")
'IEでアメブロログアウト画面を起動
If ieType = "ieView" Then
Call ieView(objIE, "http://www.ameba.jp/logout.do")
ElseIf ieType = "ieNavi" Then
Call ieNavi(objIE, "http://www.ameba.jp/logout.do")
End If
'IEでアメブロログイン画面を起動
Call ieNavi(objIE, "http://www.ameba.jp/")
'アメーバーID自動入力
Call formText(objIE, "amebaId", amebloId)
'アメブロログインパスワード自動入力
Call formText(objIE, "password", amebloPass)
'ログインボタンをクリック
Call tagClick(objIE, "input", "アメーバIDでログイン")
End Sub
アメブロに自動ログイン(ログアウト)のマクロ
Sub sample1()
Dim objIE As InternetExplorer
Call amebloLogIn(objIE, "★アメブロID★", "★アメブロPASS★")
End Sub
Sub sample2()
Dim objIE As InternetExplorer
Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/")
Call amebloLogIn(objIE, "★アメブロID★", "★アメブロPASS★", "ieNavi")
End Sub
実行結果
引数は以下の4つが設定されています。
引数名 | データ型 | 内容 | 値の事例 | 初期値 | 省略 |
---|---|---|---|---|---|
objIE | InternetExplorer | IEオブジェクト | objIE,objIE2 | × | |
amebloId | String | アメブロのログインID文字列 | "★アメブロID★" | × | |
amebloPass | String | アメブロのログインパスワード文字列 | "★アメブロPASS★" | × | |
ieType | String | IEオブジェクトの状態文字列 | "ieView", "ieNavi" | "ieView" | ● |
「objIE」「amebloId」「amebloPass」は必須項目で、「objIE」は複数ページを表示させる場合に「objIE」「objIE2」と複数オブジェクトを生成します。
「amebloId」にはアメブロのログインIDを、「amebloPass」にはアメブロのログインパスワードを設定します。
次に「ieType」ですが、こちらはIEオブジェクトの状態によって、処理を分岐させるものです。
新規でIEオブジェクトを作成する場合は「ieView」を指定し、「ieViewサブルーチン」で処理します。
既存のIEオブジェクトがある場合は「ieNavi」を指定し、「ieNaviサブルーチン」で処理させます。
こちらは初期設定が「ieView」で設定させており、Optionalを付けて宣言した引数なので、省略することができます。
'IEでアメブロログアウト画面を起動
If ieType = "ieView" Then
Call ieView(objIE, "http://www.ameba.jp/logout.do")
ElseIf ieType = "ieNavi" Then
Call ieNavi(objIE, "http://www.ameba.jp/logout.do")
End If
「ieType」で「ieView」「ieNavi」サブルーチンのどちらかでIEを起動しアメブロのログアウト処理を行います。
'IEでアメブロログイン画面を起動
Call ieNavi(objIE, "http://www.ameba.jp/")
ログアウト処理が完了するとログイン画面を表示させます。
'アメブロログイン処理
Call formText(objIE, "amebaId", amebloId)
Call formText(objIE, "password", amebloPass)
Call tagClick(objIE, "input", "アメーバIDでログイン")
こちらでは、ログインするための情報を入力し、ログインボタンをクリックしています。「amebloId」にはアメブロログインIDが、「amebloPass」にはアメブロログインパスワードが格納されています。
あとはログインボタンをクリックし、ログイン完了です。
ここまでがアメブロ自動ログインのサブルーチン化についての解説でした。
こちらの内容は前回とあわせて理解できたかと思います。
ID・パスワードを記録する機能が付いているので、ここだけの処理はあまり活用はないかもしれませんが、記事を自動でアップするなど機能を追加すると便利な機能になりますので、サブルーチンを利用して更に機能追加していってください。
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