VBAのIE(InternetExplorer)制御に便利なサブルーチンを紹介しています。
IE(InternetExplorer)でJavascriptを実行する方法について説明します。JavaCsriptの実行がメインでしたので単純にメッセージボックスを表示させただけですが、フォーム送信ボタンなどにJavascriptが利用されることが多いです。単純に送信ボタンをクリックするだけでは処理ができない場合もありますので、その際はこちらを利用するようにしましょう。
サブルーチンとは、プログラム処理の中で繰り返し利用されるルーチン作業をモジュール化(部品化)してまとめたものになります。また、呼び出す側をメインルーチンと呼ぶのに対して「サブルーチン」と呼ばれます。
繰り返し利用されるルーチン作業をモジュール化(部品化)することで、同じ処理のプログラムを何度も書く手間が省け、プログラムも全体的に見やすくなります。これによりプログラムソースの可読性や保守性を高く保つことができます。
Sub ieJS(objIE As InternetExplorer, jsCode As String)
objIE.navigate "JavaScript:" & jsCode
End Sub
こちらはSubステートメントに引数を2つ設定しているieForegroundサブルーチンになります。こちらの構文と引数の内容は以下になります。尚、引数はすべて参照渡しで渡されます。
構文 | ieJS(objIE,jsCode) | ||||
---|---|---|---|---|---|
引数名 | データ型 | 内容 | 値の事例 | 初期値 | 省略 |
objIE | InternetExplorer | IEオブジェクト | objIE,objIE2 | × | |
jsCode | String | JavaScriptコード文字列 | "alert('送信ボタンが押されました')" | × |
「objIE」「jsCode」は必須項目です。「objIE」にはIEオブジェクトを設定します。複数のIEオブジェクトを操作する場合には「objIE」「objIE2」といった複数のIEオブジェクトを指定してください。オブジェクト作成により、プロパティやメソッドの利用が可能となりIE(InternetExplorer)を制御することがでます。
「jsCode」は実行させるJavaScriptコードの文字列を入力します。
こちらは引数に設定したInternetExplorerオブジェクトのnavigateメソッドに引数に設定したJavaScriptのコードを実行します。