VBAのSheetBeforeRightClickイベント
こちらでは、エクセルVBAのSheetBeforeRightClickイベントの解説になります。
イベントとはオブジェクトに対する処理や操作のことを言います。例えば、ワークシートをアクティブにした時に発生するSheetBeforeRightClickイベントやセルをマウスでダブルクリックした時に発生するBeforeDoubleClickイベントなどがあります。
オブジェクト名.メソッド名
目次
SheetBeforeRightClickイベント
SheetBeforeRightClickイベントは、既定の右クリックの操作の前に、ワークシートを右クリックしたときに発生します。
構文 | Private Sub object_SheetBeforeRightClick(ByVal Sh As Object, ByVal Target As Range, ByVal Cancel As Boolean) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
object | × | こちらは、必ず指定します。 Application オブジェクトまたは Workbook オブジェクトを指定します。 |
Sh | × | こちらは、必ず指定します。シートを表す Worksheet オブジェクトが渡されます。 |
Target | × | こちらは、必ず指定します。 右クリックが発生したとき、マウス ポインタに最も近いセルが渡されます。 |
Cancel | × | こちらは、必ず指定します。イベントが発生すると、False が渡されます。イベント プロシージャでこの引数に True を設定すると、プロシージャが終了しても、既定の右クリックの操作は実行されません。 |
グラフ シートの場合、このイベントは発生しません。
次の使用例は、既定の右クリックの操作を無効にします。
Private Sub Workbook_SheetBeforeRightClick(ByVal Sh As Object, _
ByVal Target As Range, ByVal Cancel As Boolean)
Cancel = True
End Sub
立山 秀利
プログラミング初心者でもわかりやすいExcel VBAの入門書です。本書では、他言語でのプログラミング経験がない初心者でもVBAプログラミングが理解できるよう、重要な機能に焦点をしぼって、VBAのポイントとなるオブジェクトや演算子、条件分岐、ループ、変数、関数などにをやさしく解説しました。「計算ドリル」「販売管理」といったアプリケーションを作りながら、楽しくVBAを学べます。