パスワードボックスに値を自動入力
今回は、フォームのパスワード入力について解説していきます。
もう解説なしに理解できる方も多いかと思いますが、「テキストボックスに値を入力」と同じ処理で行います。
フォームパスワードボックスの自動入力マクロ1
Sub sample()
Dim objIE As InternetExplorer
'InternetExplorerでテスト用フォームページを起動
Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")
'パスワードボックスに値を入力
objIE.document.GetElementsByName("pass")(0).value = "1234"
End Sub
テスト用フォームページのソース
パスワード:<input type="password" name="pass" />
(省略)
</form>
※必要な項目のみ抽出しています。
実行結果
こちらは、「GetElementsByNameメソッド」を利用した値の入力方法です。
name名に「pass」という名前のエレメントを取得し、値を入力しています。
ただし、1ページに複数のフォームが存在し、そのどちらにもname名にpassが設定されていた場合は、添え字でどちらのpassを指定しているのかを決めなければいけません。
ありえない話ですが、1ページに100のフォームが存在し、同じpassが使われていた場合は、該当するpassが何番目かチェックするのは非効率で手間がかかります。
今度は、Formを取得してからpassに値を入力する別の方法を解説していきます。
フォームパスワードボックスの自動入力マクロ2
Sub sample()
Dim objIE As InternetExplorer
'InternetExplorerでテスト用フォームページを起動
Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")
'パスワードボックスに値を入力
objIE.document.forms("form1").pass.value = "1234"
End Sub
テスト用フォームページのソース
パスワード:<input type="password" name="pass" />
(省略)
</form>
パスワードボックスですので、入力した値は見た目では分かりませんが、「1234」の数字が自動入力されています。
こちらは、まずname=form1に一致するフォームを取得します。
そのフォームの中にあるname=passのエレメントに対して値を入力しています。
この方法はピンポイントで入力する方法ですが、フォームにnameが設定されていない場合もありますので、その時は「objIE.document.forms(0).pass.value = "1234"」といったように添え字で対応していきます。
正しいマークアップをしているサイトであれば問題ありませんが、タグが抜けていたり、正しくないサイトも多く存在しますので、そこは内容を見極めながらどの方法が一番よいか考えてみてください。
次の「テキストエリアに値を入力」ではテキストエリアの入力について解説していきます。
次の記事: VBAでIEのテキストエリアに値を入力 >>
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