Choose関数

Choose関数は、VBA関数の中で制御・入出力関数に分類される関数です。

目次

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Choose関数とは

Choose関数は、引数のリストから値を選択して返します。

構文Choose(index, choice-1[, choice-2, ... [, choice-n]])
引数省略説明
index ×1 から利用可能な選択肢の数までの範囲内の値を返す数式またはフィールドを指定します。
choice ×選択肢のいずれかを格納するバリアント型 (Variant) の式を指定します。

Choose 関数は、引数 index の値に基づいて選択肢のリストから値を返します。引数 index が 1 の場合は、Choose 関数はリストに含まれる最初の選択肢を返し、引数 index が 2 の場合は、2 番目の選択肢を返します。以下同様に続きます。
Choose 関数を使うと、選択可能な値のリストから特定の値を検索することができます。たとえば、choice-1 = "one"、choice-2 = "two"、choice-3 = "three" である場合に引数 index に指定した式が 3 を返すと、Choose 関数は "three" を返します。この機能は、引数 index がオプション グループの値を表す場合に特に便利です。
Choose 関数では、選択肢が 1 つだけ返されますが、評価はリストに含まれるすべての選択肢に対して行われます。このため、Choose 関数を使うと、予期しない結果が起きることがあります。たとえば、すべての選択肢において MsgBox 関数が式の一部として使用されていれば、Choose 関数が単独の値を返す場合でも、各選択肢が評価されるたびにメッセージ ボックスが表示されます。
引数 index が 1 未満の場合や、リストに含まれる選択肢の数を超える場合は、Choose 関数の戻り値は Null 値 になります。
引数 index が整数でない場合は、最も近い整数に丸められてから評価されます。

Choose関数のサンプルコード

次の例は、Choose 関数を使ってプロシージャに渡されたインデックス (引数 Ind) に対応する名前を返します。


Function GetChoice(Ind As Integer)
    GetChoice = Choose(Ind, "Speedy", "United", "Federal")
End Function

実行結果

解説

制御・入出力関数一覧

関数名内容
Choose数値で指定した式の値を返します。
IIf式の結果により2つの引数のうち1つを返します。
Inputファイルから指定した文字数の文字列を読みこんで返します。
InputBファイルから指定したバイト数のデータを読み込んで返します。
InputBoxダイアログボックスにメッセージを表示しテキストボックスに入力した値を返します。
MsgBoxダイアログボックスにメッセージを表示します。
Partition指定した数値の範囲が属する文字列を返します。
Spc指定した数のスペースを挿入します。
Switch条件式を評価し、真(True)の場合に式を返します。
TypeName変数に関する情報を返します。
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