VBA関数のGetAttr関数

GetAttr関数は、VBA関数の中でファイル・フォルダに関する関数に分類される関数です。

目次

• GetAttr関数とは
• GetAttr関数のサンプルコード
  • 実行結果
  • 解説

GetAttr関数とは

GetAttr関数は、ファイルまたはフォルダの属性を表す整数型 (Integer) の整数を返します。

戻り値

これらの定数は、Visual Basic で定義されています。実際の数値の代わりにコードで使用することができます。
ファイル属性を調べるには、And 演算子を使って、GetAttr 関数の返す値と調べたいファイル属性の値をビット単位で比較します。演算結果が 0 以外の値 (真 (True)) の場合、指定したファイルにはその属性が設定されています。たとえば、アーカイブ属性が設定されていないとき、次の And 式は 0 を返します。
Result = GetAttr(FName) And vbArchive
アーカイブ属性が設定されている場合は、0 以外の値を返します。

GetAttr関数のサンプルコード

次の例は、GetAttr 関数を使って、ファイルおよび、フォルダの属性を求めます。Macintosh の場合、vbNormal、vbReadOnly、vbHidden および vbAlias の定数値のみが使用できます。

Sub Sample

Dim MyAttr
' TESTFILE は、隠しファイル属性であると仮定します。
MyAttr = GetAttr("TESTFILE")        ' 2 を返します。

' TESTFILE が隠しファイル属性の場合は、0 以外の値を返します。
Debug.Print MyAttr And vbHidden    

' TESTFILE は、隠しファイル属性で読み取り専用であると仮定します。
MyAttr = GetAttr("TESTFILE")        ' 3 を返します。

' TESTFILE が隠しファイル属性の場合は、0 以外の値を返します。
Debug.Print MyAttr And (vbHidden + vbReadOnly)

' MYDIR は、フォルダであると仮定します。
MyAttr = GetAttr("MYDIR")            ' 16 を返します。

End Sub

実行結果

解説

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