VBAのActivateメソッド
こちらでは、エクセルVBAのActivateメソッドの解説になります。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
目次
- Chart オブジェクト、または ChartObject オブジェクトのActivateメソッド
- Worksheet オブジェクトのActivateメソッド
- OLEObject オブジェクトのActivateメソッド
- Pane オブジェクトのActivateメソッド
- Range オブジェクトのActivateメソッド
- Window オブジェクトのActivateメソッド
- Workbook オブジェクトのActivateメソッド
Chart オブジェクト、または ChartObject オブジェクトのActivateメソッド
Chart オブジェクト、または ChartObject オブジェクトのActivateメソッドは、指定されたグラフをアクティブにします。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Worksheet オブジェクトのActivateメソッド
Worksheet オブジェクトのActivateメソッドは、指定されたシートをアクティブにします。シート見出しをクリックする動作と同じです。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
OLEObject オブジェクトのActivateメソッド
OLEObject オブジェクトのActivateメソッドは、指定されたオブジェクトをアクティブにします。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Pane オブジェクトのActivateメソッド
Pane オブジェクトのActivateメソッドは、ウィンドウ枠 (ペイン) をアクティブにします。指定されたウィンドウ枠のあるウィンドウがアクティブでないときは、そのウィンドウもアクティブになります。固定されたウィンドウ枠はアクティブにできません。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Range オブジェクトのActivateメソッド
Range オブジェクトのActivateメソッドは、1 つのセルをアクティブにします。選択範囲の中の単一セルをアクティブにするときに使います。セル範囲を選択するときは、Select メソッドを使います。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Window オブジェクトのActivateメソッド
Window オブジェクトのActivateメソッドは、ウィンドウを Z オーダーの一番前に持ってきます。アクティブになったブックに Auto_Activate や Auto_Deactivate マクロが設定されていても、これらのマクロは実行されません。これらのマクロを実行するには、RunAutoMacros メソッドを使います。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Workbook オブジェクトのActivateメソッド
Workbook オブジェクトのActivateメソッドは、指定されたブックを表示しているウィンドウをアクティブにします。複数のウィンドウに表示されている場合は、最初のウィンドウをアクティブにします。ブックに Auto_Activate や Auto_Deactivate マクロが設定されていても、これらのマクロは実行されません。これらのマクロを実行するには、RunAutoMacros メソッドを使います。
構文 | expression.Activate | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。上のいずれかのオブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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