VBAのLargeScrollメソッド

こちらでは、エクセルVBAのLargeScrollメソッドの解説になります。

メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.メソッド名

LargeScrollメソッド

LargeScrollメソッドは、指定されたページ数分だけ、ウィンドウの文字列をスクロールします。

キーワード	省略	説明
構文	expression.LargeScroll(Down, Up, ToRight, ToLeft)
expression	×	こちらは、必ず指定します。Window オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。
Down	●	省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。指定したページ数分だけ、文字列が下にスクロールします。
Up	●	省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。指定したページ数分だけ、文字列が上にスクロールします。
ToRight	●	省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。指定したページ数分だけ、文字列が右にスクロールします。
ToLeft	●	省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。指定したページ数分だけ、文字列が左にスクロールします。

引数 Down と Up を共に指定すると、ウィンドウの文字列は 2 つの引数の差だけスクロールします。たとえば、引数 Down に 3、Up に 6 を指定すると、ウィンドウの文字列は上に 3 ページ分スクロールします。引数 ToLeft と ToRight を共に指定すると、ウィンドウの文字列は 2 つの引数の差だけスクロールします。たとえば、引数 ToLeft に 3、ToRight に 6 を指定すると、ウィンドウの文字列は右に 3 ページ分スクロールします。いずれの引数にも、負の数を指定できます。