VBAのSendForReviewメソッド
こちらでは、エクセルVBAのSendForReviewメソッドの解説になります。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
目次
SendForReviewメソッド
SendForReviewメソッドは、校閲用のブックを指定された受信者に電子メール メッセージとして送信します。
構文 | expression.SendForReview(Recipients, Subject, ShowMessage, IncludeAttachment) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Recipients | × | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。メッセージの送り先の人のリストとなる文字列を指定します。これには、電子メールの電話帳の未解決の名前およびエイリアス、または完全な電子メール アドレスを指定できます。受信者が複数ある場合はセミコロン (;) で区切ります。この引数が空白で ShowMessage が False の場合は、エラー メッセージが返され、メッセージは送信されません。 |
Subject | × | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。メッセージの件名の文字列を指定します。空白にすると、件名は " '(ファイル名)' をレビューしてください。" になります。 |
ShowMessage | × | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。メソッドを実行したときにメッセージを表示するかどうかを示すブール型 (Boolean) の値を使用します。既定値は True です。False に設定すると、最初に送信者にメッセージを表示しないで、受信者に自動的に送信されます。 |
IncludeAttachment | × | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。添付ファイルまたはサーバーの場所へのリンクをメッセージに含めるかどうかを示すブール型 (Boolean) の値を指定します。既定値は True です。False に設定すると、文書は共有の場所に格納されます。 |
SendForReview メソッドは、共同校閲サイクルを開始します。校閲サイクルを終了するには、EndReview メソッドを使用します。
次の使用例は、アクティブ ブックを電子メール メッセージの添付ファイルとして、指定された受信者に自動的に送信します。
Sub WebReview()
ActiveWorkbook.SendForReview _
Recipients:="someone@microsoft.com; amy jones; lewjudy", _
Subject:="このドキュメントを校閲してください。", _
ShowMessage:=False, _
IncludeAttachment:=True
End Sub
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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