VBAのUnprotectメソッド
こちらでは、エクセルVBAのUnprotectメソッドの解説になります。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
目次
Unprotectメソッド
Unprotectメソッドは、シートまたはブックの保護を解除します。保護されていないシートやブックに対しては、このメソッドは無効です。
構文 | expression.Unprotect(Password) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | 必ず指定します。対象となる Chart オブジェクト、Workbook オブジェクト、および Worksheet オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
Password | × | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。ブックの保護を解除するためのパスワードを指定します。なお、パスワードでは大文字と小文字は区別されます。ブックの保護にパスワードが指定されていないときは、この引数は無視されます。対象がシートの場合、パスワードが設定されているにもかかわらず、この引数を省略するとパスワードの入力を促すダイアログ ボックスが表示されます。対象がブックの場合、パスワードが設定されているにもかかわらず、この引数を省略するとメソッドは失敗します。 |
パスワードを忘れると、シートまたはブックの保護を解除できなくなってしまうので注意してください。パスワードおよび対応するブック名またはシート名を一覧表にして、安全な場所に保管しておくことをお勧めします。
次の使用例は、作業中のブックの保護を解除します。
ActiveWorkbook.Unprotect
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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