VBAのVolatileメソッド
こちらでは、エクセルVBAのVolatileメソッドの解説になります。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
目次
Volatileメソッド
Volatileメソッドは、ユーザー定義関数を自動再計算関数にします。自動再計算関数は、ワークシートのいずれかのセルで計算が行われるたびに再計算を行います。これに対して非自動再計算関数では、入力した変数の値が変わったときにだけ再計算を行います。このメソッドは、ワークシートのセルを計算するユーザー定義関数の内部で使わなければ効果がありません。
expression.Volatile(Volatile)
expression 必ず指定します。Application オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。
Volatile 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。True を指定すると、その関数は自動再計算関数になります。False を指定すると、非自動再計算関数となります。既定値は True です。
次の使用例は、My_Func というユーザー定義関数を自動再計算関数にします。この関数が入力されているワークシートのいずれかのセルで計算を行うたびに、この関数を再計算します。
Function My_Func() Application.Volatile ' ' 関数の実際の動作を記述します。 'End Function
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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