AddInsコレクション
AddInsオブジェクトについての解説になります。
- Applicationオブジェクト
- AddInsコレクション
- AddInオブジェクト
目次
AddInsオブジェクトとは
AddInsオブジェクトは、組み込まれているかどうかにかかわらず、Excel で使用できるすべてのアドインが含まれます。AddIn オブジェクトのコレクションには、これらは、[アドイン] ダイアログ ボックス ([ツール] - [アドイン]) で表示されるアドインの一覧に対応しています。
AddIns コレクションを取得するには、AddIns メソッドを使用します。次の使用例では、使用できるすべてのアドインのファイル名と組み込み状態のリストを作成します。
Sub DisplayAddIns()
Worksheets("Sheet1").Activate
rw = 1
For Each ad In Application.AddIns
Worksheets("Sheet1").Cells(rw, 1) = ad.Name
Worksheets("Sheet1").Cells(rw, 2) = ad.Installed
rw = rw + 1
Next
End Sub
使用できるアドインの一覧にアドインを追加するには、Add メソッドを使用します。Add メソッドは、アドインの一覧にアドインを追加するだけで、そのアドインを組み込むわけではありません。実際にアドインを組み込むには、そのアドインの Installed プロパティを設定する必要があります。このようなしくみのため、使用できるアドインの一覧に含まれていないアドインを組み込む場合は、最初に Add メソッドでアドインを一覧に追加し、それからそのアドインの Installed プロパティに True を設定します。この 2 つの操作は、次の 1 ステップのコードで実行できます。Add メソッドでは、アドイン タイトルではなく、ファイル名を使うことに注意してください。
AddIns.Add("generic.xll").Installed = True
単体の AddIn オブジェクトを取得するには、AddIns(index) プロパティを使用します。引数 index には、アドイン タイトルまたはインデックス番号を指定します。次の使用例では、分析ツール アドインを組み込みます。
AddIns("分析ツール").Installed = True
[アドイン] ダイアログ ボックスで表示されるアドイン タイトルを、アドインのファイル名と混同しないでください。アドイン タイトルを直接入力する場合は、[アドイン] ダイアログ ボックスに表示されるタイトルを正確に入力しなければなりませんが、英字の大文字と小文字は区別しなくてもかまいません。
- AddInsプロパティ
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").AddIns.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、AddInsオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
AddInsオブジェクトの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
AddInsオブジェクトのプロパティ一覧
- AddInsオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
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