AnswerWizardオブジェクト
AnswerWizardオブジェクトについての解説になります。
目次
AnswerWizardオブジェクトとは
AnswerWizardオブジェクトはMicrosoft Office アプリケーションのアンサー ウィザードを表します。アプリケーションごとに 1 つのアンサー ウィザードが存在し、AnswerWizard オブジェクトや AnswerWizardFiles コレクションに加えられるすべての変更は、作業中の Office アプリケーションにすぐに適用されます。
現在のアンサー ウィザードで利用できるファイルのリストからすべてのエントリを削除するには、ClearFileList メソッドを使用します。このメソッドを使用すると、アンサー ウィザードから Office ホスト アプリケーションで利用される既定のファイルにはアクセスできないことを確認できます。これは、アンサー ウィザード ファイルをカスタムの .AW ファイルと置き換える場合などに使用します。次の使用例は、既定のアンサー ウィザードのファイル リストをクリアし、2 つのファイルをカスタム アンサー ウィザードに追加します。
Dim customAnswerWizard As AnswerWizard
Set customAnswerWizard = Application.AnswerWizard
customAnswerWizard.ClearFileList
customAnswerWizard.Files.Add ("c:\awfiles\custom_1.aw")
customAnswerWizard.Files.Add ("c:\awfiles\custom_2.aw")
現在のアンサー ウィザードのファイル リストを Office ホスト アプリケーションの既定のリストに戻すには、ResetFileList メソッドを使用します。また、カスタム ファイル名を適切なレジストリ キーに追加して、Windows レジストリ内に既定のカスタム ファイル リストを作成することもできます。この場合、ResetFileList メソッドが呼び出されると、そのレジストリ キーに指定されたファイルが復元されます。次の使用例は、現在のアンサー ウィザードのファイル リストをリセットします。
Dim customAnswerWizard As AnswerWizard
Set customAnswerWizard = Application.AnswerWizard
customAnswerWizard.ResetFileList
アンサー ウィザード ファイルへの参照のコレクションを取得するには、Files プロパティを使用します。Files プロパティは、アンサー ウィザード ファイルを参照する文字列のコレクションを取得します。次の使用例は、AnswerWizardFiles コレクションを取得し、そのファイル数をメッセージ ボックスに表示します。
Dim customAnswerWizardFiles As AnswerWizardFiles
Set customAnswerWizardFiles = Application.AnswerWizard.Files
MsgBox customAnswerWizardFiles.Count
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、AnswerWizardオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
AnswerWizardオブジェクトの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
AnswerWizardオブジェクトのプロパティ一覧
- AnswerWizardオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
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