CommandBarsコレクション
CommandBarsコレクションについての解説になります。
目次
CommandBarsコレクションとは
CommandBarsコレクションは、コンテナ アプリケーションのコマンド バーを表す CommandBar オブジェクトのコレクションです。
CommandBars コレクションを取得するには、CommandBars プロパティを使用します。次の使用例は、メニュー バーとツールバーの名前とローカル名の両方をイミディエイト ウィンドウに表示し、そのメニュー バーまたはツールバーが表示されているかどうかを表す値を表示します。
For Each cbar in CommandBars
Debug.Print cbar.Name, cbar.NameLocal, cbar.Visible
Next
コレクションに新しいコマンド バーを追加するには、Add メソッドを使用します。次の使用例は、"ユーザー設定1" というユーザー設定のツールバーを作成し、位置を固定しないツールバーとして表示します。
Set cbar1 = CommandBars.Add(Name:="ユーザー設定 1", Position:=msoBarFloating)
cbar1.Visible = True
単一の CommandBar オブジェクトを取得するには、CommandBars(index) を使用します。ここで、index はコマンド バーの名前またはインデックス番号を表します。次の使用例は、"ユーザー設定 1" というツールバーをアプリケーション ウィンドウの下端に固定します。
CommandBars("ユーザー設定 1").Position = msoBarBottom
名前またはインデックス番号を使用して、コンテナ アプリケーションで使用可能なメニュー バーおよびツールバーの一覧からメニューまたはツールバーを指定することができます。ただし、CommandBar オブジェクトで表されるメニュー、ショートカット メニュー、またはサブメニューを指定するには、ローカル名でなく、名前を使用する必要があります。たとえば、"標準" ツールバーを指定するには "Standard" と表記します。
ユーザー設定のメニューまたはサブメニューのうち、名前の同じものがいくつかある場合、CommandBars(index) は先頭のものを取得します。目的のメニューまたはサブメニューが確実に取得されるようにするには、まずそのメニューを表示するポップアップ コントロールを検索します。さらに、そのポップアップ コントロールに CommandBar プロパティを設定すると、目的のメニューを表すコマンド バーを取得できます。
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、CommandBarsコレクションのColorIndexプロパティを利用しています。
CommandBarsコレクションの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
CommandBarsコレクションのプロパティ一覧
- CommandBarsコレクション(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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