FileSearchオブジェクト
FileSearchオブジェクトについての解説になります。
目次
FileSearchオブジェクトとは
FileSearchオブジェクトは、[ファイルを開く] ダイアログ ボックス ([ファイル] メニュー) の機能を表します。
FileSearch オブジェクトを取得するには、FileSearch プロパティを使用します。次の使用例は、指定されたファイルを検索し、見つかったファイルの総数と、各ファイルのファイル名を表示します。
With Application.FileSearch
If .Execute() > 0 Then
MsgBox .FoundFiles.Count & " 個のファイルが見つかりました。"
For i = 1 To .FoundFiles.Count
MsgBox .FoundFiles(i)
Next i
Else
MsgBox "検索条件を満たすファイルはありません。"
End If
End With
検索条件を既定の設定にリセットするには、NewSearch メソッドを使用します。すべてのプロパティの値は、検索を実行した後も保持されます。NewSearch メソッドを使用すると、別の条件でファイルを検索するときに、前のプロパティの値を 1 つずつ削除または変更しなくても、新しいプロパティの値をすぐに設定できます。次の使用例は、検索条件を既定の設定にリセットした後、新しい検索を開始します。
With Application.FileSearch
.NewSearch
.LookIn = "C:\My Documents"
.SearchSubFolders = True
.FileName = "Run"
.MatchTextExactly = True
.FileType = msoFileTypeAllFiles
End With
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、FileSearchオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
FileSearchオブジェクトの親コレクション一覧
親コレクション名 | 内容 |
---|---|
Chartコレクション | ブック内のグラフを表します。ChartObject コレクションに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetコレクション |
FileSearchオブジェクトのプロパティ一覧
- FileSearchオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
立山 秀利
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