SmartTagオブジェクト
SmartTagオブジェクトについての解説になります。
- 親オブジェクト
- SmartTagオブジェクト
目次
SmartTagオブジェクトとは
SmartTagオブジェクトは、セルに割り当てられた識別子を表します。
SmartTag オブジェクトを取得するには、SmartTags コレクションの Add メソッドを使用します。
SmartTag オブジェクトを取得したら、Properties プロパティで Add メソッドを使用して、スマート タグにさらにメタデータを格納することができます。
次の使用例は、この機能の紹介です。次の使用例は、セル A1 に "MSFT" というスマート タグを追加し、そのスマート タグに値が "Nasdaq" の "Market" というメタデータを追加して、プロパティの値を返します。次の使用例では、ホスト システムがインターネットに接続しているものとします。
Sub UseProperties()
Dim strLink As String
Dim strType As String
' スマート タグの変数を定義します。
strLink = "urn:schemas-microsoft-com:smarttags#StockTickerSymbol"
strType = "stockview"
' スマート タグの埋め込みと認識を有効にします。
ActiveWorkbook.SmartTagOptions.EmbedSmartTags = True
Application.SmartTagRecognizers.Recognize = True
Range("A1").Formula = "MSFT"
' MFST スマート タグに使用するプロパティを追加し、その値を定義します。
Range("A1").SmartTags.Add(strLink).Properties.Add _
Name:="Market", Value:="Nasdaq"
' スマート タグの値を表示します。
MsgBox Range("A1").SmartTags.Add(strLink).Properties("Market").Value
End Sub
エクストラ メタデータを表示するには、SmartTag オブジェクトの XML プロパティを使用します。次の使用例は、前の使用例に基づいて作成されたもので、セル A1 のスマート タグに追加されたエクストラ メタデータを表示します。このスマート タグのメタデータは、操作ハンドラに渡される XML を表します。次の使用例では、ホスト システムがインターネットに接続しているものとします。
Sub CheckXML()
Dim strLink As String
Dim strType As String
' スマート タグの変数を定義します。
strLink = "urn:schemas-microsoft-com:smarttags#StockTickerSymbol"
strType = "stockview"
' スマート タグの埋め込みと認識を有効にします。
ActiveWorkbook.SmartTagOptions.EmbedSmartTags = True
Application.SmartTagRecognizers.Recognize = True
Range("A1").Formula = "MSFT"
' XML のサンプルを表示します。
MsgBox Range("A1").SmartTags.Add(strLink).XML
End Sub
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").SmartTag.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、SmartTagオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
SmartTagオブジェクトの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
SmartTagオブジェクトのプロパティ一覧
- SmartTagオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
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