Stylesオブジェクト
Stylesオブジェクトについての解説になります。
目次
Stylesオブジェクトとは
Stylesオブジェクトは、指定されたブックまたは作業中のブックにあるすべての Style オブジェクトのコレクションです。各 Style オブジェクトは、セル範囲のスタイル全体を表します。Style オブジェクトには、フォント、数値の表示形式、配置などのすべてのスタイル属性がプロパティとして含まれています。標準、通貨、パーセントなどの組み込みスタイルがあり、これらは [スタイル] ダイアログ ボックス ([書式] - [スタイル]) の [スタイル名] ボックスに表示されます。
Styles コレクションを取得するには、Styles プロパティを使用します。次の使用例は、作業中のブックのワークシート 1 に、スタイル名の一覧を作成します。
For i = 1 To ActiveWorkbook.Styles.Count
Worksheets(1).Cells(i, 1) = ActiveWorkbook.Styles(i).Name
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スタイルを新しく作成し、コレクションに追加するには、Add メソッドを使います。次の使用例では、標準スタイルを基に罫線とフォントを変更して新しいスタイルを作成し、セル範囲 A25:A30 に適用します。
With ActiveWorkbook.Styles.Add(Name:="上罫線スタイル")
.Borders(xlTop).LineStyle = xlDouble
.Font.Bold = True
.Font.Name = "MS Pゴシック"
End With
Worksheets(1).Range("A25:A30").Style = "上罫線スタイル"
ブックの Styles コレクションから単体の Style オブジェクトを取得するには、Styles(index) プロパティを使用します。引数 index には、スタイルのインデックス番号または名前を指定します。次の使用例では、Bold プロパティを設定して、標準スタイルを変更します。
ActiveWorkbook.Styles("Normal").Font.Bold = True
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Tab.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、StylesオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
Stylesオブジェクトの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
Stylesオブジェクトのプロパティ一覧
- Stylesオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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