Watchオブジェクト
Watchオブジェクトについての解説になります。
- Applicationオブジェクト
- Watchオブジェクト
- Watchオブジェクト
- Watchオブジェクト
目次
Watchオブジェクトとは
Watchオブジェクトは、ワークシートが再計算されるときに対象となる範囲を表します。Watch オブジェクトを使用すると、ユーザーはモデルの正確さの検証と、問題点のデバッグを行うことができます。Watch オブジェクトは、Watches コレクションのメンバーです。
Watch オブジェクトを取得するには、Watches コレクションの Add メソッドまたは Item プロパティを使用します。次の使用例は、Add メソッドを使用して新しい Watch オブジェクトを作成します。次の使用例は、セル A3 に合計の数式を作成し、このセルをウォッチ機能に追加します。
Sub AddWatch()
With Application
.Range("A1").Formula = 1
.Range("A2").Formula = 2
.Range("A3").Formula = "=Sum(A1:A2)"
.Range("A3").Select
.Watches.Add Source:=ActiveCell
End With
End Sub
Watches コレクションの Delete メソッドを使用すれば、個々のセルをウォッチ機能から削除することを指定できます。次の使用例は、ブック 1 のワークシート 1 のセル A3 をウォッチ ウィンドウから削除します。次の使用例では、Watch オブジェクトを追加した前の使用例を使って、ブック 1 のワークシート 1 のセル A3 が追加されているものとします。
Sub DeleteAWatch()
Application.Watch(Workbooks("Book1").Sheets("Sheet1").Range("A3")).Delete
End Sub
Watch コレクションの Delete メソッドを使用して、ウォッチ ウィンドウからすべてのセルを削除することも指定できます。次の使用例は、ウォッチ ウィンドウからすべてのセルを削除します。
Sub DeleteAWatch()
Application.Watches(Workbooks("Book1").Sheets("Sheet1").Range("A3")).Delete
End Sub
Watches コレクションの Delete メソッドを使用して、ウォッチ ウィンドウからすべてのセルを削除することも指定できます。次の使用例は、ウォッチ ウィンドウからすべてのセルを削除します。
Sub DeleteAllWatches()
Application.Watches.Delete
End Sub
- Watchプロパティ
シート見出しの色を設定するサンプルコード
こちらでは、シート見出しの色を設定するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").Watch.ColorIndex = 3
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、WatchオブジェクトのColorIndexプロパティを利用しています。
Watchオブジェクトの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Chartオブジェクト | ブック内のグラフを表します。ChartObject オブジェクトに含まれている埋め込みグラフか、独立したグラフ シートのどちらかのグラフです。 |
Worksheetオブジェクト |
Watchオブジェクトのプロパティ一覧
- Watchオブジェクト(ColorIndexプロパティ)のプロパティ
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