Windowsコレクション
Windowsコレクションについての解説になります。
- 親オブジェクト
- Windowsコレクション
- Windowオブジェクト
- Windowsコレクション
目次
- Windowsコレクションとは
- ウィンドウの数を取得するサンプルコード
- Windowsコレクションの親オブジェクト一覧
- Windowsコレクションの子オブジェクト一覧
- Windowsコレクションのプロパティ一覧
- Windowsコレクションのメソッド一覧
Windowsコレクションとは
Windowsコレクションは、ExcelのすべてのWindowオブジェクトのコレクションです。ApplicationオブジェクトのWindowsコレクションには、アプリケーションのすべてのウィンドウが含まれています。また、WorkbookオブジェクトのWindowsコレクションには、指定されたブックのウィンドウだけが含まれています。
- Windowsプロパティ
ウィンドウの数を取得するサンプルコード
こちらでは、ウィンドウの数を取得するマクロになります。
Sub sample()
MsgBox "ウィンドウの数:" & Windows.Count
End Sub
実行結果
解説
こちらのマクロは、WindowsコレクションのCountプロパティを利用しています。
Windowsコレクションの親オブジェクト一覧
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Applicationオブジェクト | Excelアプリケーション全体を表します。 |
Workbookオブジェクト | Excelのワークブックを表します。 |
Windowsコレクションの子オブジェクト一覧
子オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Windowオブジェクト | ウィンドウを表します。 |
Windowsコレクションのプロパティ一覧
プロパティ名 | 内容 |
---|---|
Application | オブジェクトを返すプロパティです。対象となるオブジェクトが指定されない場合は、Excel アプリーション (Application オブジェクト) を返します。 |
Count | コレクションに含まれる要素の数を返します。値の取得のみ可能です。整数型 (Integer) の値を使用します。 |
Creator | 指定されたオブジェクトを作成したアプリケーションを、32 ビットの整数値で返します。Excel で作成されたオブジェクトの場合は、文字列 XCEL を表す 16 進数の 5843454C を返します。値の取得のみ可能です。長整数型 (Long) の値を使用します。 |
Item | コレクションから単一のオブジェクトを返します。 |
Parent | オブジェクトを返すプロパティです。指定されたオブジェクトの親オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。 |
SyncScrollingSideBySide | Trueに設定すると、複数のドキュメントを並べて比較しているときに各ウィンドウの内容を同時にスクロールできるようになります。Falseに設定すると、各ウィンドウを同時にはスクロールできなくなります。 |
Windowsコレクションのメソッド一覧
メソッド名 | 内容 |
---|---|
Arrange | 開かれているすべてのウィンドウを並べ替えます。バリアント型 (Variant) の値を使用します。 |
BreakSideBySide | 2 つのウィンドウが並べて表示モードで表示されている場合は、並べて表示モードの設定を解除します。このメソッドが正常に実行されたかどうかを表すブール型 (Boolean) の値を返します。 |
CompareSideBySideWith | 2 つのウィンドウを開き、並べて表示モードで表示します。ブール型 (Boolean) の値を返します。 |
ResetPositionsSideBySide | 並べて比較している 2 つのワークシートのウィンドウの位置をリセットします。 |
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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