Excelの印刷プレビューを表示
<< エクセルVBAで印刷範囲を設定する :前の記事
こちらでは、SheetオブジェクトのPrintPreviewメソッドを利用して、Excelの印刷プレビューを表示する方法について解説しています。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
目次
はじめに
こちらでは、PrintPreviewメソッドを利用したExcelの印刷する範囲を設定をする方法について解説します。今回は、PageSetupオブジェクトのPrintPreviewメソッドを利用します。
利用するメソッドについて
今回利用するメソッドは以下になります。- PrintPreviewメソッド
PrintPreviewメソッドとは
PageSetupオブジェクトのPrintPreviewメソッドは印刷プレビューを表示します。
Sheets(インデックス番号).PrintPreview
印刷プレビューを表示するサンプルコード
今回のVBAコードはExcelの印刷プレビューを表示するマクロになります。
Sub sample()
Sheets("Sheet1").PrintPreview
End Sub
実行結果
解説
sampleプロシージャのSubステートメントに引数は設定されていません。Sheetオブジェクトには「Sheet1」シートが設定されています。そして、「Sheet1」シートオブジェクトのPrintPreviewメソッドを設定していますので、処理を実行すると印刷プレビューを表示します。最後はEndステートメントを利用してsampleプロシージャを終了させます。
まとめ
今回は、SheetオブジェクトのPrintPreviewメソッドを利用して、Excelの印刷範囲を設定する方法について解説しました。次回は、エクセルVBAで印刷プレビューを表示する方法について解説します。
エクセルVBAの印刷設定一覧
次の記事: エクセルVBAでシートを印刷する >>
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
IEのデータ収集&自動操作のプログラミング本はこの1冊だけ!IEの起動やポップアップウィンドウ、表示を制御する基本的なコードはもちろん、テキストボックスやラジオボタン、表、ハイパーリンクなどのHTML部品を制御する方法など、自動操作に欠かせないノウハウを丁寧に解説。