VBAのCalculationVersionプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのCalculationVersionプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
CalculationVersionプロパティ
CalculationVersionプロパティは、バージョン番号を返します。右側の 4 桁は計算エンジンのマイナー バージョン番号、その他 (左) の桁は指定したファイルが前回保存された Microsoft Excel のメジャー バージョン番号です。Workbook オブジェクトの場合、このプロパティは最後にブック全体が再計算された Excel のバージョンについての情報を返します。値の取得のみ可能です。長整数型 (Long) の値を使用します。
構文 | expression.CalculationVersion | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
ブックが以前のバージョンの Excel で保存されていて再計算されていない場合、このプロパティは 0 を返します。
使用例
次の使用例は、ブックの計算を最後に行った Excel のバージョンと現在使用している Microsoft Excel のバージョンを比較します。バージョンが異なる場合、変数 blnFullCalc に True を設定します。
ブックが以前のバージョンの Excel で保存されていて再計算されていない場合、このプロパティは 0 を返します。
使用例
次の使用例は、ブックの計算を最後に行った Excel のバージョンと現在使用している Microsoft Excel のバージョンを比較します。バージョンが異なる場合、変数 blnFullCalc に True を設定します。
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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