VBAのReadyプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのReadyプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
Readyプロパティ
Readyプロパティは、Excel アプリケーションの準備ができている場合は True を返し、準備ができていない場合は False を返します。値の取得のみ可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。
expression.Ready
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
次の使用例は、Ready プロパティが True に設定されているか調べ、True の場合は "アプリケーションの準備ができています。" というメッセージを表示します。そうでない場合は、"アプリケーションの準備ができていません。" というメッセージを表示します。
Sub UseReady()
If Application.Ready = True Then
MsgBox "アプリケーションの準備ができています。"
Else
MsgBox "アプリケーションの準備ができていません。"
End If
End Sub
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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