VBAのUserControlプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのUserControlプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
UserControlプロパティ
UserControlプロパティは、True の場合、アプリケーションが表示、またはユーザーによって作成または起動されたことを示します。False の場合、CreateObject 関数あるいは GetObject 関数を使って、コードでアプリケーションが作成または起動され、そのアプリケーションを表示しません。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。
オブジェクトに対し、このプロパティが False のときに、オブジェクトの最後のプログラム参照が開放される場合、このオブジェクトも開放されます。このプロパティに False を設定している場合、セッションの最後のオブジェクトが開放され、アプリケーションが終了します。
次の使用例は、UserControl プロパティの状態を表示します。
If Application.UserControl Then
MsgBox "このワークブックはユーザーによって作成されました"
Else
MsgBox "このワークブックはプログラム コードによって作成されました"
End If
立山 秀利
プログラミング初心者でもわかりやすいExcel VBAの入門書です。本書では、他言語でのプログラミング経験がない初心者でもVBAプログラミングが理解できるよう、重要な機能に焦点をしぼって、VBAのポイントとなるオブジェクトや演算子、条件分岐、ループ、変数、関数などにをやさしく解説しました。「計算ドリル」「販売管理」といったアプリケーションを作りながら、楽しくVBAを学べます。