VBAのUseSystemSeparatorsプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのUseSystemSeparatorsプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
UseSystemSeparatorsプロパティ
UseSystemSeparatorsプロパティは、True の場合、数値を表示する際にシステムの桁区切り記号を使用します。既定値は True です。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。
expression.UseSystemSeparators
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
次の使用例は、セル A1 に数値 "1,234,567.89" を入力してから、小数点記号と桁区切り記号をダッシュ記号 (-) に変換します。
Sub ChangeSystemSeparators()
Range("A1").Formula = "1,234,567.89"
MsgBox "小数点記号と桁区切り記号を変更します。"
' 区切り記号を定義して適用します。
Application.DecimalSeparator = "-"
Application.ThousandsSeparator = "-"
Application.UseSystemSeparators = False
End Sub
立山 秀利
プログラミング初心者でもわかりやすいExcel VBAの入門書です。本書では、他言語でのプログラミング経験がない初心者でもVBAプログラミングが理解できるよう、重要な機能に焦点をしぼって、VBAのポイントとなるオブジェクトや演算子、条件分岐、ループ、変数、関数などにをやさしく解説しました。「計算ドリル」「販売管理」といったアプリケーションを作りながら、楽しくVBAを学べます。