チェックボックスを自動選択

前回は「ラジオボタンを選択」でラジオボタンの自動選択について解説しましたが、チェックボックスでも同様の処理になります。

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フォームチェックボックスの自動選択マクロ1

Sub sample()

  Dim objIE  As InternetExplorer
  Dim objDoc As HTMLDocument

  'InternetExplorerでテスト用フォームページを起動
  Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")

  'チェックボックスを選択
  objDoc.getElementsByName("lcolor")(0).Checked = True
  objDoc.getElementsByName("lcolor")(2).Checked = True

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

テスト用フォームページのソース

<form method="post" name ="form1" action="?">
好きな色:
<input type="checkbox" name="lcolor" value="赤" /> 赤
<input type="checkbox" name="lcolor" value="青" /> 青
<input type="checkbox" name="lcolor" value="黄" /> 黄
(省略)
</form>

※必要な項目のみ抽出しています。

実行結果

VBAのIE制御でチェックボックスをクリック

name名に「lcolor」という名前のエレメントを取得し、「Checkedプロパティ」で選択しています。
チェックボックスは複数チェックすることができますので、今回は添え字0赤と添え字2黄にチェックを付ける処理をしています。

フォームチェックボックスの自動選択マクロ2

Sub sample()

  Dim objIE  As InternetExplorer

  'InternetExplorerで本サイトを起動
  Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")

 'チェックボックスをクリック
 objIE.document.getElementsByName("lcolor")(0).Click
 objIE.document.getElementsByName("lcolor")(2).Click

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

こちらはクリックで対応した処理になります。

フォームチェックボックスの自動選択マクロ3

Sub sample()

  Dim objIE  As InternetExplorer

  'InternetExplorerでテスト用フォームページを起動
  Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")

 'チェックボックスを選択
 objIE.document.forms("form1").lcolor(0).Checked = True
 objIE.document.forms("form1").lcolor(2).Checked = True

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

フォームチェックボックスの自動選択マクロ4

Sub sample()

  Dim objIE  As InternetExplorer

  'InternetExplorerで本サイトを起動
  Call ieView(objIE, "http://www.vba-ie.net/code/test.html")

 'チェックボックスをクリック
  objIE.document.forms("form1").lcolor(0).Click
  objIE.document.forms("form1").lcolor(2).Click

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

フォームを取得してからの選択も同様の結果になります。
1つ注意しなければならないのは、「Checkedプロパティ」と「Clickメソッド」では処理が異なるという点です。
「Checkedプロパティ」でTrueを指定している場合は何度やってもチェックが付いた状態ですが、「Clickメソッド」で処理する場合はチェック・チェック解除を繰り返しクリックしていくため必ずしもチェックが付くというわけではありません。

ですので、例えば「メールを受信する」というチェックボックスを外したい場合は、「Checkedプロパティ」でFalseを選択するか、「Clickメソッド」でチェックを外す処理を行います。
作業する場合は、サイトの状況を確認して判断してください。

次の「セレクトボックスを選択」の制御方法ついて解説していきます。

次の記事: VBAでIEのセレクトボックスを選択 >>

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VBAのIE制御についてのQ&A掲示板

↑VBAのIE操作で分からない事があればこちらの掲示板よりご質問ください。

ExcelのVBA初心者入門

↑こちらはVBAをマスターできるよう初心者向けのエクセルVBA入門コンテンツになります。

目次

IE操作に便利なツール

こちらでは、これまでに紹介したIE(InternetExplorer)操作で便利な機能をツール化しています。無償でダウンロードできますので、目的に合わせたご利用ください。

IEのメソッド・プロパティ

こちらでは、IE(InternetExplorer)オブジェクトのメソッド・プロパティをまとめています。

IE操作のVBA関数

こちらでは、エクセルVBAのIE(InternetExplorer)操作で利用されたVBA関数をまとめています。

IE操作のステートメント

こちらでは、エクセルVBAのIE(InternetExplorer)操作で利用されたステートメントをまとめています。ExcelのVBAで基本的な部分になりますので、しっかり理解しましょう。

IE制御のVBAコード

こちらでは、これまでに作成したIE(InternetExplorer)操作で役立つサブルーチンをまとめています。
全てをコピーする必要はありませんが、目的に合わせたサブルーチンをご利用ください。