VBAのAbs関数について解説しています。
Abs関数は、VBA関数の中で数字・三角関数に分類される関数です。
Abs関数は、引き渡した数値の絶対値を同じデータ型で返します。
構文 | Abs(number) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
number | × | 引数 number には、任意の数式を指定します。引数 number に Null 値が含まれている場合、Abs 関数は Null 値を返します。また引数 number に、値が代入される前の変数が指定されている場合は、0 を返します。 |
数値の絶対値とは、その数値から符号を取り除いたものです。たとえば、ABS(-1) と ABS(1) は、どちらも 1 を返します。
次の例は、Abs 関数を使って、指定した数値の絶対値を計算します。
Sub sample()
Dim MyNumber
MyNumber = Abs(50.3) ' 50.3 を返します。
MyNumber = Abs(-50.3) ' 50.3 を返します。
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
50.3 を返します。
関数名 | 内容 |
---|---|
Abs | 数値の絶対値を算出します。 |
Atn | 数値のアークタンジェントを算出します。 |
Cos | 数値のコサインを算出します。 |
Exp | 数値の指数関数を算出します。 |
Fix | 数値の整数部分を返します。 指定した数値が負の場合は、値を超える最小の負の整数を算出します。 |
Log | 自然対数を算出します。 |
Rnd | 乱数を算出します。 |
Sgn | 数式の符号を値で算出します。 |
Sin | 数値のサインを算出します。 |
Sqr | 数値の平方根を算出します。 |
Tan | 数値のタンジェントを算出します。 |
立山 秀利
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