VBAのIE制御

ChrB関数は、VBA関数の中で文字列操作関数に分類される関数です。

目次

• ChrB関数とは
• ChrB関数のサンプルコード
  • 実行結果
  • 解説

ChrB関数とは

ChrB関数は、文字列型 (String) のデータをバイト データとして扱います。

ASCII コード 0 ～ 31 の範囲の文字は表示できません。この中には次に示す制御文字が含まれています。これらを利用すると MsgBox 関数や InputBox 関数などを使ってメッセージを表示するときに、文字列の中にタブや改行を含めることができます。

ChrB(9)タブ
ChrB(10)ライン フィード文字
ChrB(13)キャリッジ リターン
通常、引数 charcode には 0 ～ 255 の範囲の値を指定します。ただし、DBCS を使用しているシステムでは、引数 charcode は -32768 ～ 65535 の範囲の値をとります。

文字列型 (String) のデータをバイト データとして扱う場合は、ChrBB 関数を使用します。ChrBB 関数は文字ではなく、1 バイトを返します。ChrBW 関数は、Unicode 文字セットの文字を含む文字列型 (String) で文字を返します。Unicode をサポートしていないプラットフォームでは、ChrB 関数と同じ文字コードを返します。

Visual Basic for the Macintosh では、Unicode 文字列をサポートしていません。したがって、AscW(n) 関数は、Windows 環境では 128 ～ 65535 の範囲のすべての Unicode 文字を返すことができますが、Macintosh 環境では正確な Unicode 文字を返すことができません。このため、 Macintosh 環境では AscW 関数を使用しないようにしてください。

ChrB関数のサンプルコード

次の例は、ChrB 関数を使って、指定した文字コードに対応する文字を返します。

Sub sample()

 Dim MyChar
 MyChar = ChrB(65)            ' A を返します。
 MyChar = ChrB(97)            ' a を返します。
 MyChar = ChrB(62)            ' > を返します。
 MyChar = ChrB(37)            ' % を返します。

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

実行結果

解説

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