VBAのCurDir関数について解説しています。
CurDir関数は、VBA関数の中でファイル・フォルダに関する関数に分類される関数です。
CurDir関数は、指定したドライブの現在のパスを表すバリアント型 (内部処理形式 String の Variant) の値を返します。
構文 | CurDir[(drive)] | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
varname | ● | 引数 drive は省略可能です。引数 drive には、ドライブを示す文字列式を指定します。引数 drive を省略した場合、または長さ 0 の文字列 (" ") を指定した場合は、現在のドライブのパスを返します。Macintosh で CurDir を使用した場合、引数 drive 指定した値は無視され、現在のドライブのパスが返されます。 |
次の例は、CurDir 関数を使って、現在のパスを求めます。Macintosh の場合、CurDir の引数 drive の指定は無視されます。 既定のドライブ名は “HD” で、パス名の区切り文字には円記号 ("\") ではなくコロン (":") を使用してフォルダを指定します。
Sub Sample
' C ドライブの現在のパスは、"C:\WINDOWS\SYSTEM" であると仮定します。 (Microsoft Windows の場合).
' D ドライブの現在のパスは、"D:\EXCEL" であると仮定します。
' 現在のドライブは、C ドライブであると仮定します。
Dim MyPath
MyPath = CurDir ' "C:\WINDOWS\SYSTEM" を返します。
MyPath = CurDir("C") ' "C:\WINDOWS\SYSTEM" を返します。
MyPath = CurDir("D") ' "D:\EXCEL" を返します。
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
関数名 | 内容 |
---|---|
CurDir | 指定したドライブの現在のパスを返します。 |
Dir | 指定したパターンやファイル属性と一致するファイルまたはフォルダの名前を返します。 |
EOF | ファイルの現在位置が末尾かどうかを調べて結果を返します。 |
FileAttr | ファイルから指定した種類の情報を返します。 |
FileDateTime | ファイルの作成日時または最後に修正した日を返します。 |
FileLen | ファイルのサイズを返します。 |
FreeFile | 指定したファイル番号の範囲から、次に使用可能なファイル番号を返します。 |
GetAttr | ファイルまたはフォルダの属性を返します。 |
Loc | 開いているファイルの読込位置または書き込み位置を返します。 |
LOF | 開いているファイルの長さを返します。 |
Seek | 開いているファイルの読込位置または書き込み位置を返します。 |
Tab | 文字の出力位置を移動します。 |
VarType | 変数の内容を示す値を返します。 |
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