VBAのError関数について解説しています。
Error関数は、VBA関数の中で配列・エラー関数に分類される関数です。
Error関数は、指定したエラー番号に対応するエラー メッセージを返します。
構文 | Error(errornumber) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
errornumber | × | 引数 errornumber には任意のエラー番号を指定します。有効な範囲内で定義されていない番号を引数 errornumber に指定すると、Error 関数は "ユーザー定義エラー" という文字列を返します。引数 errornumber が有効な範囲内の番号であり、定義されていない場合、Error 関数は文字列 "アプリケーション定義またはオブジェクト定義のエラーです。" を返します。有効な範囲外の番号を指定すると、実行時エラーが発生します。引数 errornumber を省略すると、最後に発生した実行時エラーに対応するメッセージを返します。実行時エラーが発生していない場合、Error 関数は長さ 0 の文字列 ("") を返します。 |
Err オブジェクトのプロパティの設定値を検証して、最新の実行時エラーを識別します。Error 関数の戻り値は、Err オブジェクトの Description プロパティに対応します。
次の例は、Error 関数を使って、エラー番号に対応したエラー メッセージを出力します。
Sub sample()
Dim ErrorNumber
For ErrorNumber = 61 To 64 ' エラー番号 61 ~ 64 を対象にします。
Debug.Print Error(ErrorNumber) ' エラー メッセージをデバッグ ウィンドウに表示します。
Next ErrorNumber
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
関数名 | 内容 |
---|---|
Array | 配列が格納されたバリアント型の値を返します。 |
CVErr | 指定したエラー番号をバリアント型の値に変換します。 |
Error | 指定したエラー番号に対応するエラーメッセージを返します。 |
IsArray | 変数が配列かどうかを調べた結果を返します。 |
IsError | 式がエラー値かどうか調べた結果を返します。 |
LBound | 指定できる配列のインデックス番号の最小値を返します。 |
UBound | 指定できる配列のインデックス番号の最大値を返します。 |
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