VBAのHex関数について解説しています。
Hex関数は、VBA関数の中で文字列操作関数に分類される関数です。
Hex関数は、指定した値を 16 進数で表した文字列型 (String) を返します。
構文 | Hex(number) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
number | × | 引数 number には、任意の数式または文字列式を指定します。 |
number の値 | 戻り値 |
---|---|
Null 値 | Null 値 |
Empty 値 | 0 |
その他の数値 | 16 進数を表す最大 8 桁の文字列 |
引数 number が整数でない場合、変換の前に一番近い整数に丸められます。
適切な範囲の数値の前に &H を付けて記述すると、値を直接 16 進数で記述することができます。たとえば、10 進数の 16 を &H10 のように 16 進数で表記することができます。
次の例は、Hex 関数を使って、数値を 16 進数に変換した値を返します。
Sub sample()
Dim MyHex
MyHex = Hex(5) ' 5 を返します。
MyHex = Hex(10) ' A を返します。
MyHex = Hex(459) ' 1CB を返します。
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
関数名 | 内容 |
---|---|
Asc | 文字列内にある最初の文字の文字コードを返します。 |
AscB | 文字列内にある最初のバイトコードを返します。 |
AscW | 文字列内にあるISOコードの文字を返します。 |
Chr | 指定したコードに対応する文字を返します。 |
ChrB | 指定したコードに対応するバイトデータを返します。 |
ChrW | 指定したコードに対応するISOの文字を返します。 |
Format | 式を指定した書式に変換します。 |
Hex | 指定した文字列を16進数で返します。 |
InStr | 検索対象文字列の指定した位置から指定した文字列を検索し、最初に見つかった文字位置を返します。 |
InstrB | 検索対象文字列の指定したバイト位置から指定した文字列を検索し、最初に見つかったバイト位置を返します。 |
LCase | 大文字のアルファベットを小文字に変換します。 |
Left | 文字列の左端から指定した文字数分の文字列を抽出します。 |
LeftB | 文字列の左端から指定したバイト数分の文字列を抽出します。 |
Len | 文字列の文字数を返します。 |
LenB | 文字数のバイト数を返します。 |
Ltrim | 文字列の先頭のスペースを削除した文字列を抽出します。 |
Mid | 文字列の指定した位置から指定した文字数分を抽出します。 |
MidB | 文字列の指定したバイト位置から指定したバイト数分を抽出します。 |
Oct | 指定した文字列を8進数で返します。 |
Right | 文字列の右端から指定した文字数分の文字列を抽出します。 |
RightB | 文字列の右端から指定したバイト数分の文字列を抽出します。 |
Rtrim | 文字列の末尾のスペースを削除した文字列を抽出します。 |
Space | 指定した数のスペースを返します。 |
Str | 数式の値を文字列に返します。 |
StrComp | 文字列を比較した結果を返します。 |
StrConv | 文字列を変換した結果を返します。 |
String | 指定した文字コードに対応する文字を指定した文字数だけ並べた文字列を返します。 |
Trim | 文字列の先頭と末尾のスペースを削除した文字列を抽出します。 |
Ucase | 小文字のアルファベットを大文字に変換します。 |
Val | 文字列を数値に変換します。 |
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