VBAのIsNumeric関数について解説しています。
IsNumeric関数は、VBA関数の中でデータ型変換関数に分類される関数です。
IsNumeric関数は、式が数値として評価できるかどうかを調べ、結果をブール型 (Boolean) で返します。
構文 | IsNumeric(expression) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
expression | × | 引数 expression には、数式または文字列式を含むバリアント型 (Variant) の式を指定します。 |
False.IsNumeric 関数は、引数 expression が数値として認識できる場合は、真 (True) を返します。それ以外は偽 (False) を返します。IsNumeric 関数は、引数 expression が日付式の場合は、偽 (False) を返します。
次の例は、IsNumeric 関数を使って、変数が数値として評価できるかどうかを調べます。
Sub sample()
Dim MyVar, MyCheck
MyVar = "53" ' 値を代入します。
MyCheck = IsNumeric(MyVar) ' True を返します。
MyVar = "459.95" ' 値を代入します。
MyCheck = IsNumeric(MyVar) ' True を返します。
MyVar = "45 Help" ' 値を代入します。
MyCheck = IsNumeric(MyVar) ' False を返します。
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
関数名 | 内容 |
---|---|
CBool | 指定した式をブール型に変換します。 |
CByte | 指定した式をバイト型に変換します。 |
CCur | 指定した式を通貨型に変換します。 |
CDate | 指定した式を日付型に変換します。 |
CDbl | 指定した式を倍精度浮動小数点数型に変換します。 |
CDec | 指定した式を10進型に変換します。 |
CInt | 指定した式を整数型に変換します。 |
CLng | 指定した式を長整数型に変換します。 |
CSng | 指定した式を単精度浮動小数点数型に変換します。 |
CStr | 指定した式を文字列型に変換します。 |
CVar | 指定した式をバリアント型に変換します。 |
CVDate | 旧バージョンと互換を保つための関数で、バリアント型の日付を返します。 |
Int | 指定した数値の整数部分を抽出します。指定した数値が負の場合は、値を超えない最大の負の整数を抽出します。 |
IsDate | 式が日付に変換できるかどうかを調べた結果を返します。 |
IsEmpty | 変数がEmptyかどうかを調べた結果を返します。 |
IsMissing | プロシージャに省略可能なバリアント型の引数がわたされたかどうかを調べた結果を返します。 |
IsNumeric | 式にNull値が含まれているかどうかを調べた結果を返します。 |
IsObject | 変数がオブジェクト変数かどうかを調べた結果を返します。 |
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