VBAのCalculateFullRebuildメソッド

こちらでは、エクセルVBAのCalculateFullRebuildメソッドの解説になります。

メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.メソッド名

CalculateFullRebuildメソッド

CalculateFullRebuildメソッドは、開いているすべてのワークシートで、データをすべて計算し、依存を再構築します。

expression.CalculateFullRebuild
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
依存は、他のセルに依存する数式です。たとえば、"=A1" という数式はセル A1 に依存します。CalculateFullRebuild メソッドは、すべての数式を再入力するのと似ています。
次の使用例は、ブックの計算を最後に行った Excel のバージョンと現在使用している Excel のバージョンを比較します。バージョンが異なる場合、開いているすべてのブックに含まれるデータの全計算を行い、依存を再構築します。


Sub UseCalculateFullRebuild()

    If Application.CalculationVersion <> _
        Workbooks(1).CalculationVersion Then
        Application.CalculateFullRebuild
    End If

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。