エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したLinkSourcesメソッド
こちらでは、エクセルVBAのLinkSourcesメソッドの解説になります。
メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.メソッド名
LinkSourcesメソッドは、ブックに含まれるリンクの配列を返します。配列にはリンクした文書、発行物、DDE サーバー、OLE サーバーの名前が入ります。リンクが存在しないときは Empty 値を返します。バリアント型 (Variant) の値を使用します。
構文 | expression.LinkSources(Type) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Name | × | 省略可能です。XlLink クラスの定数を使用します。返すリンクの種類を指定します。 |
このメソッドでは、発行側と引用側以外のリンクのときは 1 次元配列を返します。返された文字列には、リンク ソースの名前がリンクの種類に適した表記法で示されます。たとえば DDE リンクでは、"Server|Document!Item" という構文が使われます。このメソッドでは、発行側と引用側のリンクのときは 2 次元配列を返します。配列の最初の列は発行物の名前、2 列目は発行物に対する参照を示す文字列です。
次の使用例は、作業中のブックにある OLE および DDE リンクを、1 つずつダイアログ ボックスで表示します。この使用例は、リンクされた Word オブジェクトを 1 つ以上含むブックに対して実行してください。
aLinks = ActiveWorkbook.LinkSources(xlOLELinks)
If Not IsEmpty(aLinks) Then
For i = 1 To UBound(aLinks)
MsgBox "リンク " & i & ":" & Chr(13) & aLinks(i)
Next i
End If
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
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