VBAのOnKeyメソッド

こちらでは、エクセルVBAのOnKeyメソッドの解説になります。

メソッドとは、オブジェクトを操作する命令文のことでオブジェクトの動作になります。 メソッドを利用するにはオブジェクト名とメソッド名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.メソッド名

目次

OnKeyメソッド

OnKeyメソッドは、特定のキー、またはキーの組み合わせを押したときに、指定されたプロシージャを実行します。

expression.OnKey(Key, Procedure)
expression 必ず指定します。Application オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。
Key 必ず指定します。文字列型 (String) の値を使用します。押すキーを示す文字列を指定します。
Procedure 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。実行するプロシージャ名を示す文字列を指定します。引数 Procedure に空の文字列 ("") を指定すると、引数 Key で指定したキーを押しても何も起こりません。引数 Procedure に空の文字列を指定した OnKey メソッドを適用すると、Excel の通常のキーストロークの結果に変更できます。この引数を省略すると、引数 Key に指定したキーストロークは Excel の通常のキーストロークの結果に戻り、OnKey メソッドで行った特殊な登録は取り消されます。
引数 Key には、単独のキーを Alt キー、Ctrl キー、Shift キーのいずれか、または複数と組み合わせて指定します。各キーは、1 つ以上の文字で表記します。たとえば、文字キー a を指定するには "a" と表記し、Enter キーを指定するには "{ENTER}" と表記します。
Enter キーや Tab キーのように、押しても画面に文字が表示されないキーを指定するときは、次に示すコードを使います。各コードは、キーボードの 1 つのキーに対応します。

次の使用例は、InsertProc を Ctrl + + キーに、SpecialPrintProc を Shift + Ctrl + →キーに登録します。


Application.OnKey "^{+}", "InsertProc"
Application.OnKey "+^{RIGHT}", "SpecialPrintProc"
		
次の使用例は、Shift + Ctrl + →キーを通常の機能に戻します。

Application.OnKey "+^{RIGHT}"
		
次の使用例は、Shift + Ctrl + →キーを無効にします。

Application.OnKey "+^{RIGHT}", ""

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

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