VBAのChartsコレクション

Chartsコレクション

Chartsコレクションについての解説になります。

Chartsコレクション
- 子オブジェクト

Chartsコレクションとは

Chartsコレクションは、指定されたワークブックまたは作業中のワークブックにあるすべてのグラフシートのコレクションです

Chartsコレクションを取得するには以下のプロパティを使用します。

Chartsプロパティ

グラフシートを印刷するサンプルコード

こちらでは、グラフシートを印刷するマクロになります。


Sub sample()

    Charts.PrintOut
    
End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。

実行結果

解説

こちらのマクロは、ChartsコレクションのWindowStateプロパティに標準のxlNormalを設定しています。これにより、Excelウィンドウのサイズや位置を設定できます。次にChartsコレクションのWidthプロパティに「400」をHeightプロパティに「300」を設定しています。これでサイズが正常に設定されました。ちなみにこちらの単位は「ポイント」になります。

Chartsコレクションの子オブジェクト一覧

子オブジェクト名	内容
HPageBreaks コレクションオブジェクト	印刷範囲での水平な改ページを表す HPageBreak オブジェクトのコレクションです。
VPageBreaks コレクションオブジェクト	印刷領域での垂直な改ページを表す VPageBreak オブジェクトのコレクションです。

Chartsコレクションのプロパティ一覧

プロパティ名	内容
Application	オブジェクトを返すプロパティです。対象となるオブジェクトが指定されない場合は、Excel アプリーション (Application オブジェクト) を返します。
Count	コレクションに含まれる要素の数を返します。値の取得のみ可能です。長整数型 (Long) の値を使用します。
Creator	指定されたオブジェクトを作成したアプリケーションを、32 ビットの整数値で返します。Excel で作成されたオブジェクトの場合は、文字列 XCEL を表す 16 進数の 5843454C を返します。値の取得のみ可能です。xlCreatorCode クラスの定数を使用します。
HPageBreaks	コレクションを返すプロパティです。シートの水平な改ページを表す HPageBreaks コレクションを返します。値の取得のみ可能です。
Item	コレクションから単一のオブジェクトを返します。
Parent	オブジェクトを返すプロパティです。指定されたオブジェクトの親オブジェクトを返します。値の取得のみ可能です。
Visible	オブジェクトを表示するか、非表示にするかを設定します。値の取得および設定が可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。
VPageBreaks	コレクションを返すプロパティです。シートの垂直な改ページを表す VPageBreaks コレクションを返します。値の取得のみ可能です。

Chartsコレクションのメソッド一覧

メソッド名	内容
Add	オブジェクトを返すメソッドです。新しいグラフシートを作成します。グラフシート (Chart オブジェクト) を返します。
Copy	シートをブック内の他の場所にコピーします。
Delete	指定されたオブジェクトを作成したアプリケーションを、32 ビットの整数値で返します。Excel で作成されたオブジェクトの場合は、文字列 XCEL を表す 16 進数の 5843454C を返します。値の取得のみ可能です。xlCreatorCode クラスの定数を使用します。
Move	シートをブック内のほかの場所に移動します。
PrintOut	オブジェクトを印刷します。
PrintPreview	オブジェクトの印刷プレビュー (印刷時のイメージ) を表示します。
Select	オブジェクトを選択します。