エクセルVBAのWorkbooksコレクションについて解説しています。
Workbooksコレクションについての解説になります。
オブジェクトとはエクセルのワークブック・ワークシート・セル・グラフ・オートシェイプなど、操作の対象となるもののことを言います。また、複数のオブジェクトの集合体はコレクションと呼ばれます。
例えば、以下の図で説明すると、ワークブック・ワークシート・セルはオブジェクトですが、ワークシート全体はコレクションとなります。
Workbooksコレクションは、現在、開いているすべてのWorkbookオブジェクトのコレクションです。
Workbooksコレクションを取得するには以下のプロパティを使用します。
今回のVBAコードはExcelの新しいブックを作成するマクロになります。
Sub sample()
Workbooks.Add
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
新しいブックを作成します。
こちらはSubステートメントに引数の設定がないsampleプロシージャになります。まず、Workbooksプロパティを利用してWorkbooksコレクションのオブジェクトを取得します。次にWorkbooksコレクションにAddメソッドを設定します。
WorkbooksコレクションのAddメソッドはブックを作成するメソッドですが、引数が設定されていないためデフォルトのブックを作成します。デフォルトのブックとは、通常手動で新規作成した際に作成される3つのシートが付いたブックになります。
処理が完了したら最後はEndステートメントを利用してsampleプロシージャを終了させます。
親オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Applicationオブジェクト | Excelアプリケーション全体を表します。 |
子オブジェクト名 | 内容 |
---|---|
Workbookオブジェクト | Excelブックを表します。 |
プロパティ名 | 内容 |
---|---|
Application | オブジェクトを返すプロパティです。 |
Count | コレクションに含まれる要素の数を返します。 |
Creator | 指定されたオブジェクトを作成したアプリケーションを32ビットの整数値で返します。 |
Item | コレクションから単一のオブジェクトを返します。 |
Parent | オブジェクトを返すプロパティです。 |
メソッド名 | 内容 |
---|---|
Add | オブジェクトを返すメソッドです。 |
CanCheckOut | True の場合、指定したブックをサーバーからチェックアウトできます。 |
Close | 指定したオブジェクトを閉じます。 |
Open | ブックを開いたときに発生します。 |
CheckOut | サーバーからローカルコンピュータに編集用に指定されたブックを表す文字列型(String)の値を返します。 |
OpenDatabase | データベースを表すWorkbookオブジェクトを返します。 |
OpenText | テキストファイルを分析して読み込みます。 |
OpenXML | XMLデータファイルを開きます。 |
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