VBAのCalculationInterruptKeyプロパティ

こちらでは、エクセルVBAのCalculationInterruptKeyプロパティの解説になります。

プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.プロパティ名

また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。

オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値

CalculationInterruptKeyプロパティ

CalculationInterruptKeyプロパティは、Excel が計算を実行しているときに中断できるキーを指定する XlCalculationInterruptKey クラスの定数を設定します。値の取得および設定が可能です。使用できる定数は、次に示す XlCalculationInterruptKey クラスの定数のいずれかです。
xlAnyKey
xlEscKey
xlNoKey

expression.CalculationInterruptKey
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
次の使用例は、計算中断キーの設定を調べて、通知します。


Sub CheckInterruptKey()

    ' 計算中断キーの設定を調べ、通知します。
    Select Case Application.CalculationInterruptKey
        Case xlAnyKey
            MsgBox "計算中断キーは任意のキーに設定されています。"
        Case xlEscKey
            MsgBox "計算中断キーは 'Escape' に設定されています。"
        Case xlNoKey
            MsgBox "計算中断キーは設定されていません。"
    End Select

End Sub

※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。