エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したClipboardFormatsプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのClipboardFormatsプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
ClipboardFormatsプロパティは、現在クリップボードにあるオブジェクトで使用できる形式を、数値の配列として返します。値の取得のみ可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。
expression.ClipboardFormats(Index)
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
Index 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。返す配列の要素を指定します。この引数を省略すると、クリップボードに現在保存されている形式が配列として返されます。詳細な情報については、「解説」を参照してください。
ClipboardFormats プロパティでは、数値の配列が返されます。クリップボードに特定の形式があるかどうかを調べるには、配列の各要素を形式の種類を表す定数と比較します。使用できる定数は、次に示す XlClipboardFormat クラスのいずれかです。
次の使用例は、クリップボードにあるオブジェクトがリッチテキスト形式 (RTF) であれば、メッセージを表示します。Word 文書からコピーしたテキストは、RTF オブジェクトになります。
aFmts = Application.ClipboardFormats
For Each fmt In aFmts
If fmt = xlClipboardFormatRTF Then
MsgBox "クリップボードにあるのは、リッチテキストです。"
End If
Next
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
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