エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したEndプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのEndプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
Endプロパティは、対象となるセルが含まれる領域の終端のセルを示す Range オブジェクトを返します。End + 方向キー (↑、↓、←、→のいずれか) に相当します。値の取得のみ可能です。
構文 | expression.End(Direction) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Direction | × | こちらは、必ず指定します。移動する方向を指定します。XlDirection クラスの定数を使用します。 |
次の使用例は、セル B4 を含む領域の列 B の上端セルを選択します。
Range("B4").End(xlUp).Select
次の使用例は、セル B4 を含む領域の行 4 の右端のセルを選択します。
Range("B4").End(xlToRight).Select
次の使用例は、行 4 のセル B4 から始まる範囲選択を、空白のセルに達するまで右方向へ延長します。
Worksheets("Sheet1").Activate
Range("B4", Range("B4").End(xlToRight)).Select
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