エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したReplaceFormatプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのReplaceFormatプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
ReplaceFormatプロパティは、セルの書式を置換する際の、置換の基準を設定します。置換の基準は、Range オブジェクトの Replace メソッドを後で呼び出すときに使用されます。
expression.ReplaceFormat
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
次の使用例は、セルの書式の検索条件を "フォント名 : Arial、スタイル : 標準、サイズ : 10 " に、置換後の書式を "フォント名 : Arial、スタイル : 太字、サイズ : 8 " に、それぞれ設定します。次に、実際に変更を行うために SearchFormat と ReplaceFormat のオプションの引数を True に設定し、Replace メソッドを呼び出します。
Sub MakeBold()
' 検索条件を設定します。
With Application.FindFormat.Font
.Name = "Arial"
.FontStyle = "標準"
.Size = 10
End With
' 置換後の書式を設定します。
With Application.ReplaceFormat.Font
.Name = "Arial"
.FontStyle = "太字"
.Size = 8
End With
' メッセージを表示します。
With Application.ReplaceFormat.Font
MsgBox "置換後の書式は次のとおりです: " & .Name & "-" & .FontStyle & "-" & .Size
End With
' ワークシートに変更を行います。
Cells.Replace What:="", Replacement:="", _
SearchFormat:=True, ReplaceFormat:=True
End Sub
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