エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したResizeプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのResizeプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
Resizeプロパティは、指定された範囲のサイズを変更します。サイズが変更されたセル範囲 (Range オブジェクト) を返します。
構文 | expression.Resize(RowSize, ColumnSize) | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。サイズを変更する Range オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
RowSize | ● | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。新しい範囲の行数を指定します。この引数を省略すると、新しい行数は変更する前と同じ行数になります。 |
ColumnSize | ● | 省略可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。この引数を省略すると、新しい列数は変更する前と同じ列数になります。 |
次の使用例は、シート 1 で選択された部分のサイズを 1 行と 1 列分大きくします。
Worksheets("Sheet1").Activate
numRows = Selection.Rows.Count
numColumns = Selection.Columns.Count
Selection.Resize(numRows + 1, numColumns + 1).Select
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
次の使用例は、シート 1 で見出し行のあるリストから、見出し行は選択せずに、データ部分だけを選択します。この使用例を実行する前に、リストのいずれかのセルをアクティブにしておく必要があります。
Set tbl = ActiveCell.CurrentRegion
tbl.Offset(1, 0).Resize(tbl.Rows.Count - 1, _
tbl.Columns.Count).Select
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
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