エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したWidthプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのWidthプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
Application オブジェクトのWidthプロパティは、アプリケーション ウィンドウの左端から右端までの距離を設定します。ウィンドウを最小化した場合、Application.Width は読み取り専用になり、ウィンドウ アイコンの幅を返します。値の取得および設定が可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となる Application オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
次の使用例は、アクティブ ウィンドウを可能な限り大きく表示します。ウィンドウの最大化とは異なる動作です。
With ActiveWindow
.WindowState = xlNormal
.Top = 1
.Left = 1
.Height = Application.UsableHeight
.Width = Application.UsableWidth
End With
Window オブジェクトのWidthプロパティは、ウィンドウの幅を設定します。ウィンドウの最大サイズを指定するには、UsableWidth プロパティを使用します。ウィンドウが最大化または最小化された場合には、このプロパティを設定できません。ウィンドウの状態を指定するには、WindowState プロパティを使用します。値の取得および設定が可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となる Window オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
ChartArea、ChartObject、ChartObjects、Legend、OLEObject、OLEObjects、および PlotArea オブジェクトのWidthプロパティは、オブジェクトの幅を設定します。値の取得および設定が可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Axis、LegendEntry、および LegendKey オブジェクトのWidthプロパティは、オブジェクトの幅を返します。値の取得のみ可能です。倍精度浮動小数点型 (Double) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Graphic、Shape、および ShapeRange オブジェクトのWidthプロパティは、オブジェクトの幅を設定します。値の取得および設定が可能です。単精度浮動小数点型 (Single) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。 |
Range オブジェクトのWidthプロパティは、対象範囲の幅を返します。値の取得のみ可能です。バリアント型 (Variant) の値を使用します。
構文 | expression.Width | |
---|---|---|
キーワード | 省略 | 説明 |
expression | × | こちらは、必ず指定します。対象となる Range オブジェクトを返すオブジェクト式を指定します。 |
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