エクセルVBAのOption Baseステートメントについて解説しています。
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こちらは、エクセルVBAのOption Baseステートメントの解説になります。こちらは、モジュール内のすべての変数に対して、明示的な宣言を強制します。
また、ステートメントとは「命令文」と訳されるようにコンピュータに具体的な動作を指定する最小単位のプログラムです。主にマクロの挙動を制御する構文や文法を指します。通常は1行で完結する部分を指しますが、If~Thenなど複数行にまたがる部分を意味することもあります。
Option Baseステートメントは、配列の添字の最小値の既定値を設定します。モジュール レベルで使用します。
Option Base {0 | 1}
添字の既定の最小値は 0 なので、Option Base ステートメントは必ずしも必要ではありません。Option Base ステートメントを使用する場合は、このステートメントをモジュール内のどのプロシージャよりも前に記述する必要があります。Option Base ステートメントは、モジュール内で一度だけ、次元を含む配列の宣言よりも前に記述します。
Dim、Private、Public、ReDim、Static などの各ステートメントで To 節を使うと、より柔軟に配列の添字の範囲を設定できます。ただし、To 節で配列の添字の最小値を明示的に設定しない場合は、Option Base ステートメントを使って既定の最小値を 1 に設定できます。Array 関数またはキーワード ParamArray を使って作成する配列の添字の最小値は 0 です。Option Base ステートメントは、Array 関数またはキーワード ParamArray に影響を与えません。
Option Base ステートメントの設定が有効になるのは、ステートメントが記述されているモジュール内の配列の添字の最小値のみです。
Option Base 1
Sub sample()
Dim x(2) As Integer
x(0) = 1 'エラーが起きる
x(1) = 2
x(2) = 3
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
こちらの事例はOption Baseステートメントに「1」を設定したものです。これによりインデックス番号の最小値が「1」に設定されたので、インデックス番号「0」に格納すると実行時エラー「実行時エラー'9';インデックスが有効範囲にありません。」とエラーが表示されます。
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