エクセルVBAのOption Explicitステートメントについて解説しています。
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こちらは、エクセルVBAのOption Explicitステートメントの解説になります。こちらは、モジュール内のすべての変数に対して、明示的な宣言を強制します。
また、ステートメントとは「命令文」と訳されるようにコンピュータに具体的な動作を指定する最小単位のプログラムです。主にマクロの挙動を制御する構文や文法を指します。通常は1行で完結する部分を指しますが、If~Thenなど複数行にまたがる部分を意味することもあります。
Option Explicitステートメントは、モジュール内のすべての変数に対して、明示的な宣言を強制します。するステートメントです。モジュールレベルで使用します。
Option Explicit
Option Explicit ステートメントを使う場合は、モジュール内のどのプロシージャよりも前に記述する必要があります。
モジュールで Option Explicit ステートメントを記述する場合、変数は、Dim、Private、Public、ReDim、Static などの各ステートメントで明示的に宣言する必要があります。宣言されていない変数名を使うと、コンパイル時にエラーが発生します。
Option Explicit ステートメントを使わない場合、Deftype ステートメントで既定のデータ型が指定されていないと、明示的に宣言されていない変数のデータ型は、すべてバリアント型 (Variant) になります。
Option Explicit ステートメントを利用して、既存の変数名の入力ミスや、変数の適用範囲 (スコープ) がわかりにくいコード内で変数名の競合を避けることができます。
Sub sample()
Option Explicit Sheets("Sheet1")
.Range("A1").Value = "エクセル"
.Range("A2").Value = "VBA"
.Range("A3").Value = "入門"
End Option Explicit
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
sampleのSubステートメントには引数の設定はされていません。まず、Option Explicitステートメントのオブジェクト名に「Sheets("Sheet1")」を設定しました。これによりオブジェクト名を省略して記述できるようになりました。このように操作したオブジェクトを一度指定するだけで複数のプロパティの設定を行えます。
Type Personal
Name As String
Age As Byte
End Type
Sub sample()
Dim perA As Personal
Option Explicit perA
.Name = "鈴木"
.Age = 20
MsgBox "名前:" & .Name & ", 年齢:" & .Age
End Option Explicit
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
こちらのユーザー定義型を作成した事例です。ユーザー定義型名はPersonalで、名前の変数Nameに文字列型(String)、年齢の変数Ageにバイト型(Byte)を設定しています。
続いて、変数perAに作成したユーザー定義型のPersonalを宣言しています。これによりユーザー定義型「Personal」を利用できるようになりました。そしてOption Explicitステートメントのユーザー定義型名に「perA」を設定し、これによりユーザー定義型名を省略して記述できるようになりました。
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こちらでは、エクセルVBAの事例で利用したステートメントをまとめたものです。ExcelのVBAには様々な機能が用意されていますので一度ご確認ください。
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