ブックの表示・非表示
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前回は、WindowsオブジェクトのArrangeメソッドを利用してワークブックの並び替え(整列)について解説しました。個別にサイズ指定もできますが、Arrangeメソッドを利用することで簡単に設定できることも覚えておきましょう。今回は、ワークブックを表示・非表示にする方法について解説します。
目次
はじめに
こちらでは、Visibleプロパティを利用してワークブックの表示・非表示を設定する方法について解説します。
利用するプロパティ・関数について
今回利用するプロパティ・関数は以下になります。- Visibleプロパティ
- MsgBox関数
Visibleプロパティとは
WindowsコレクションのVisibleプロパティはワークブックを表示するか、非表示にするかを設定します。
MsgBox関数とは
MsgBox関数はダイアログボックスにメッセージとボタンを表示し、どのボタンが押されたかを示す整数型の数値を返します。
ワークブックを表示・非表示にするサンプルコード
今回のVBAコードはワークブックを表示・非表示にするマクロになります。
Sub sample()
Windows("Book1").Visible = False
MsgBox "現在、Book1は非表示で設定しています。"
Windows("Book1").Visible = True
MsgBox "現在、Book1は表示で設定しています。"
End Sub
実行結果
Book1ワークブックが非表示→表示で表示される
解説
Sub sample()
Windows("Book1").Visible = False
MsgBox "現在、Book1は非表示で設定しています。"
sampleプロシージャのSubステートメントは引数の設定なしです。WindowsコレクションのVisibleプロパティに非表示のFalseを設定しています。これによりBook1ワークブックが非表示になります。
MsgBox関数は、処理を一旦停止するために設けていますので、ワークブックが非表示になったかを確認してから次の処理へ移動しましょう。
Windows("Book1").Visible = True
MsgBox "現在、Book1は表示で設定しています。"
End Sub
こちらでは、WindowsコレクションのVisibleプロパティに表示のTrueを設定しています。これによりBook1ワークブックが表示になります。
そして、最後はEndステートメントを利用してsampleプロシージャを終了させます。
まとめ
今回は、WindowsコレクションのVisibleプロパティを利用してワークブックの表示・非表示について解説しました。ユーザーに見せたくない場合などで利用されること多いです。次回は、エクセルVBAでワークブックを拡大・縮小表示にする方法について解説します。
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