VBAのHasRoutingSlipプロパティ

こちらでは、エクセルVBAのHasRoutingSlipプロパティの解説になります。

プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。

オブジェクト名.プロパティ名

また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。

オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値

目次

HasRoutingSlipプロパティ

HasRoutingSlipプロパティは、True の場合、ブックに回覧先を設定します。値の取得および設定が可能です。ブール型 (Boolean) の値を使用します。

HasRoutingSlip プロパティに True を設定すると、既定の回覧先が作成されます。False に設定すると、回覧先が削除されます。
次の使用例は、Book1.xls というブックの回覧先を作成してから、ブックを 3 人の受取人に順に送信します。


Workbooks("BOOK1.XLS").HasRoutingSlip = True
With Workbooks("BOOK1.XLS").RoutingSlip
    .Delivery = xlOneAfterAnother
    .Recipients = Array("Ichirou Tanaka", _
        "Jirou Sato", "Saburou Suzuki")
    .Subject = "BOOK1.XLS を送ります。"
    .Message = "意見をお聞かせください。"
End With
Workbooks("BOOK1.XLS").Route
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