VBAのPasswordEncryptionProviderプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのPasswordEncryptionProviderプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
目次
PasswordEncryptionProviderプロパティ
PasswordEncryptionProviderプロパティは、指定されたブックのパスワードを暗号化するときに使用するアルゴリズムの暗号化プロバイダを指定する文字列型 (String) の値を返します。値の取得のみ可能です。
expression.PasswordEncryptionProvider
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
次の使用例は、パスワード保護されたブックのファイル プロパティが暗号化されていない場合は、指定されたブックのパスワード暗号化オプションを設定します。
Sub SetPasswordOptions()
With ActiveWorkbook
If .PasswordEncryptionProvider <> "Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider" Then
.SetPasswordEncryptionOptions _
PasswordEncryptionProvider:="Microsoft RSA SChannel Cryptographic Provider", _
PasswordEncryptionAlgorithm:="RC4", _
PasswordEncryptionKeyLength:=56, _
PasswordEncryptionFileProperties:=True
End If
End With
End Sub
近田 伸矢, 植木 悠二, 上田 寛
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