VBAのLog関数について解説しています。
Log関数は、VBA関数の中で数字・三角関数に分類される関数です。
Log関数は、倍精度浮動小数点数型 (Double) の自然対数を返す数値演算関数です。
構文 | Log(number) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
number | × | 引数 number には、0 を超える倍精度浮動小数点数型 (Double) の数値または任意の有効な数式を指定します。 |
自然対数とは、定数 e を底とする対数です。定数 e の値は約 2.718282 です。
任意の数値 x の n を底とする対数は、次に示すように x の自然対数を n の自然対数で割ることによって得られます。
Logn(x) = Log(x) / Log(n)
次の Function プロシージャは、引数に指定した数値の常用対数 (10 を底とする対数) を計算します。
Static Function Log10(X)
Log10 = Log(X) / Log(10#)
End Function
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
次の例は、Log 関数を使って、指定した数値の自然対数を計算します。
Sub sample()
Dim MyAngle, MyLog
' 角度 (ラジアン) を設定します。
MyAngle = 1.3
' 双曲線サインの逆関数を計算します。
MyLog = Log(MyAngle + Sqr(MyAngle * MyAngle + 1))
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
1.0784510589549
関数名 | 内容 |
---|---|
Abs | 数値の絶対値を算出します。 |
Atn | 数値のアークタンジェントを算出します。 |
Cos | 数値のコサインを算出します。 |
Exp | 数値の指数関数を算出します。 |
Fix | 数値の整数部分を返します。 指定した数値が負の場合は、値を超える最小の負の整数を算出します。 |
Log | 自然対数を算出します。 |
Rnd | 乱数を算出します。 |
Sgn | 数式の符号を値で算出します。 |
Sin | 数値のサインを算出します。 |
Sqr | 数値の平方根を算出します。 |
Tan | 数値のタンジェントを算出します。 |
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