VBAのTypeName関数について解説しています。
TypeName関数は、VBA関数の中で制御・入出力関数に分類される関数です。
TypeName関数は、変数に関する情報を提供する文字列型 (String) の文字列を返します。
構文 | TypeName(varname) | |
---|---|---|
引数 | 省略 | 説明 |
varname | × | 引数 varname には、ユーザー定義型の変数を除く、任意のバリアント型 (Variant) の変数を指定します。 |
文字列 | 変数 |
---|---|
オブジェクトの種類 | 返された文字列 objecttype で表される種類のオブジェクト |
Byte | バイト型 (Byte) |
Integer | 整数型 (Integer) |
Long | 長整数型 (Long) |
Single | 単精度浮動小数点数型 (Single) |
Double | 倍精度浮動小数点数型 (Double) |
Currency | 通貨型 (Currency) |
Decimal | 10 進数型 |
Date | 日付型 (Date) |
String | 文字列型 (String) |
Boolean | ブール型 (Boolean) |
Error | エラー値 |
Empty | 未初期化 |
Null | 無効な値 |
Object | 1 |
Unknown | オブジェクトの種類が不明なオブジェクト |
Nothing | オブジェクトを参照していないオブジェクト変数 |
引数 varname が配列の場合は、上記の文字列の中の該当する文字列またはバリアント型 (Variant) の値に、空のかっこ "()" を付けて返します。たとえば、引数 varname が整数の配列のとき、TypeName 関数は "Integer()" を返します。
次の例は、TypeName 関数を使って、変数に関する情報を取得します。
Sub Sample
' 変数を宣言します。
Dim NullVar, MyType, StrVar As String, IntVar As Integer, CurVar As Currency
Dim ArrayVar (1 To 5) As Integer
NullVar = Null ' Null 値を代入します。
MyType = TypeName(StrVar) ' "String" を返します。
MyType = TypeName(IntVar) ' "Integer" を返します。
MyType = TypeName(CurVar) ' "Currency" を返します。
MyType = TypeName(NullVar) ' "Null" を返します。
MyType = TypeName(ArrayVar) ' "Integer()" を返します。
End Sub
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
関数名 | 内容 |
---|---|
Choose | 数値で指定した式の値を返します。 |
IIf | 式の結果により2つの引数のうち1つを返します。 |
Input | ファイルから指定した文字数の文字列を読みこんで返します。 |
InputB | ファイルから指定したバイト数のデータを読み込んで返します。 |
InputBox | ダイアログボックスにメッセージを表示しテキストボックスに入力した値を返します。 |
MsgBox | ダイアログボックスにメッセージを表示します。 |
Partition | 指定した数値の範囲が属する文字列を返します。 |
Spc | 指定した数のスペースを挿入します。 |
Switch | 条件式を評価し、真(True)の場合に式を返します。 |
TypeName | 変数に関する情報を返します。 |
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