エクセルVBAのIE(InternetExplorer)制御に利用したMoveAfterReturnDirectionプロパティ
こちらでは、エクセルVBAのMoveAfterReturnDirectionプロパティの解説になります。
プロパティとはオブジェクトの属性を指します。属性とは、そのオブジェクトの情報そのものです。プロパティはその値を取得したり、設定することもできます。プロパティを利用するにはオブジェクト名とプロパティ名の間に「.(ピリオド)」で結んで記述します。
オブジェクト名.プロパティ名
また、プロパティを設定する場合は以下のように「=(イコール)」を記述し設定値を代入します。
オブジェクト名.プロパティ名 = 設定値
MoveAfterReturnDirectionプロパティは、セルで Enter キーを押したときに、どの方向にあるセルがアクティブになるかを設定します。値の取得および設定が可能です。XlDirection クラスの定数を使用します。
expression.MoveAfterReturnDirection
expression 必ず指定します。対象となるオブジェクトへの参照を返すオブジェクト式を指定します。
MoveAfterReturn プロパティが False の場合は、MoveAfterReturnDirection プロパティにどの値が設定されていても、アクティブ セルは変わりません。
次の使用例は、Enter キーが押されると、右側のセルをアクティブにします。
Application.MoveAfterReturn = True
Application.MoveAfterReturnDirection = xlToRight
※ドラッグ(スワイプ)すると全体を確認できます。
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